【感想】最近読んだもの 2015/3/12

最近の新作はタイトルにAAが付いてない作品が多い印象。流行ってるのか?
VIPへの作品投下が多かったり、VIPの総合が完走したり、ブーン系盛り上がってて楽しいですね。
その分読んだのに感想書けない作品が多くて、ちょっともどかしい。
とりあえず書けたものから順次更新していくスタイルでいきたいところです。












<いつもながらネタバレ注意です>






▼・ェ・▼その男、所詮、『犬』のようです。(2話前編まで)

随分クセの強いニューフェイスが登場したなぁ。
この従順そうな愛らしい目をした犬が、あんな変態が怯える程のサディスト変態野郎だなんて……。
誰もこんなグロテスクなお話だとは思わなかっただろう。
私もひざに乗っかるくらいのもふもふなビーグルが、ブーンのお供として波乱万丈な旅に出る話とか、そんなのを期待してスレを開いたんです。

しかし期待を遥かに上回りましたね。
第一話の前編はしっかりと舞台を見せてくれた。
ソウサクシティの事件と現状。そこに縄張りを持つ荒くれた無法者たち。
ゆっくりじっくりとした描写で雰囲気バツグンです。

中編では異常なまでの強さを持つクックルとつーの戦闘。
かなり詳細に描かれた戦闘シーンがいい。
>慟哭。
>その男、激しく、慟哭。

などと、個性ある体言止めの言い回しが目立つが、読み手がこの戦闘シーンを冷静に俯瞰できるいいエッセンスになっている気がする。

後編ではいよいよ主人公の犬が活躍した。
強者であったクックルを余裕でサイコロステーキにしたつーだが、それを上回る暴力を発揮する犬の残虐性に唖然とさせられた。
犬の珍妙な出で立ちが紹介されたあたりからちょっと雰囲気が変わった気がする。
ここから「お、この作品はかなり面白くなりそうだな」と思い始めた。

しかしまず、ドン引きした。
「変態だーーーーーーーー!!」と叫ぶような感じじゃないね。
世の中探せばこういうファッションした人がいるのかもしれない、という、まぁー実現可能なレベルのマニアックさがギリギリのリアリティを作り出すから、逆に恐ろしい。

で、戦闘が終わった後ですよ。
正直知らない単語だらけでした。
えっフレナム・ラダーって何?えっスタッズって何?とググってみたらもう……。
まず「うげぇ……」ってなりましたね。リアルに顔が引きつりました。
挿入は……想像したくもないですね……。
極め付けと言わんばかりに最後に可愛い鳴き声を上げるのが、また恐怖を煽る。



ブーン系ではなかなか見かけない、かなーり濃ゆーいエログロ作品ですねぇ。
今後の展開も期待できそう。


……が、一つ、批評になるが、ちょっと気になったところが。
つーに挿入する直前の地の文なんだけど。

>―――さて、ここで問題です。

これはちょっと、個人的にいただけなかったかなぁ。
ディープに物語にのめり込んでた気分が少し崩れてしまった。
些細な事だけどね。


第二話の方針が投票で決まったみたいだが、どうやらシリアスな方面に向かいそうで楽しみである。
他二つの案も面白そうだったから欲を言えば全部織り交ぜてほしいと思っちゃうが……。
完結したらビーグルが主人公の作品の代表作になりそう。がんばってほしい。






(´・_ゝ・`)盛岡ゼミのようです(20話まで)

正直最初はいまいちだなー言うほど面白いか?と思ったんだが、徐々にハマってきた。
こう、会話形式のかるーいお話で、かつ一話一話が適度な短さだと惰性でも読み続けられるんだよなぁ。
今回は惰性に任せてよかった。おかげでまた一つ読む作品が増えた。

やっぱり会話が面白いね。盛岡先生が出てくる回は特に。
先生のボケとゼミ生の冷静なツッコミに何回か見返してもその度ふふっと笑ってしまうシーンが多々ある。


個人的にはブーンのキャラが好き。10話の
>( ゚∀゚) 「えっ内藤ももう卒論やってんの?」

>( ^ω^)「やってるって言ってもまだテーマと章構成くらいだお」

>(´・_ゝ・`)「お肉の美味しい食べ方だっけ。お前らしいな」

>( ^ω^)「ちげえ」

こことかほんと好き。

他にも14話の
>( ^ω^)「・・・悪いけど、このあと3人で風俗行くんだお」 こことか。
このブーン強ええー……ってちょっと尊敬しました。
その後ジョルジュに吸ったこともないタバコを貰った気持ちもよくわかる。
このブーンには強く生きてほしい……。強く生きろブーンよ……。


ブーンとか、ジョルジュなんかは結構キャラが際立ってていいなーと思うんだけど、他がちょっと薄いかなぁ。
その分現実でもこういう人たちがいて、何件かこういうゼミありそうだなーっと感じさせる。
だからこそリアルな間が取れてるのかな?テンポは申し分ない。

キャラの印象から言うと、ヒッキーとかこの先もたまに出てくると面白いかなと。
10話みたいに誰か一人にスポットを当ててみた話を読んでみたいね~。
キャラが掘り下げられて、よりそのキャラを好きになれそう。
更新頻度も早くて嬉しい。これからも楽しみな現行だ。






ミセ*゚ー゚)リクラスメイドのようです(-_-)(3話まで)

賑やかで楽しいですねぇ。
特に3話、ヒッキーが文芸部に入部したところから賑やかさ、っていうかうるささが倍増した感じで、より楽しくなってきました。
特に弟者のキャラねwww
こういう役回りは普段兄者が引き受けてる印象なので、ちょっと虚を突かれましたね。

ヒッキーが徐々に成長していく話なのかな。
引きこもりからの脱出とか、引きこもっていたせいでうまく周囲に溶け込めない悩みとか、お金持ち故のコンプレックスやトラウマを乗り越えていったりとか……。
ただ、一つ気がかりなのが、これらの問題は全て自発的な努力によって解決していったものじゃないということ。
成長してるようで、実はメンタルはさほど強くなってない。
そこに危うさを感じますね。そのうち大きな試練が立ちはだかるのじゃないかなぁと……。


とかいらん心配をしてるうちに、ミセリの現在の立ち位置にもちょっと陰りが出てきたようで、なかなか面白いことになりそうだ。
ミセリも孤立してるのかね。そういえば休み時間にヒッキーから借りたラノベとか読んでたもんなぁ。
まだ3話終わったばかりなので、これからの展開に期待ですね。






神器なき戦い

ここでいう神器とは、おっぱい(単体)とか尻とかふとももとか、所謂王道のフェチのことを指しているのだろうか。
神器なき戦い……つまり王道とはかけ離れたマニアックな性癖同士の戦い。
そういう意味でのこのタイトルなのか。

ネクパイvs目隠しは流石にえっ?となった。
えっどういうこと?ネクパイって何?目隠しって、どういうこと?

レスを追ってしか理解を深められなかったのは自分があまりにも無知だったからなのだろうか。
まさにこれは「細かすぎる性癖」。
両者の主張に「なるほど……アリだな!」と妙に納得させられてしまう。


>( ・∀・)「この話をするには、モリニュクス問題が避けては通れない課題となる」
えっそんな難解な話になるの???と戸惑いながらも読み進めると高次元の話をしているようだが、

>( ・∀・)「お前、目でエロいもんみて、興奮しないのか!!」
> 
>('A`)「する!!!!!」

ここで吹いた。こいつらばかだな~~~。

16レスの中で他にも笑いどころ満載。
下ネタが笑えるのは当然なんだけど、そのネタを上手く笑いに昇華できるのにはやはり高いセンスを感じます。

しかし一番笑ったのは
>( ^ω^)「決着だwwwwwwwwwwwww」 ドコドコドコドコ

これ。これはもうやばい。この一行すごい。この一行だけで思い出し笑いできるもの。
和解という形の静かなオチで失墜させずに最後まで笑わせにかかってくるこの姿勢は優秀だ。すばらしい。
続きが書けたら、さらしvsマスク、是非投下してほしいですね。






ブーン系大ピンチ!!伊東四朗がツンになりすましているようです

この作品については何かを語るまでもないような……。
未読の人はとにかく読もう。
これを読まずして最近のブーン系の何を語れる?
未読の人は絶対絶対読もう。

……とりあえず、まずはタイトルですよね。
このスレタイは目に付いたら誰でも開いちゃうでしょ。卑怯だわぁ……。

で、1レス目のインパクト。
伊東四朗登場時のあの擬音。
普段は冷静にある程度の投下まではレスを控える創作板の住民もこれには即反応せざるを得ない。
この時点で言いたいことは全て>>2が言ってくれました。


投下のレス全部が面白いなんて、今までブーン系読んできて初の体験ですよ。
こんなに面白いのに、いや、面白いのがわかっててやってるのか、作者の余裕のsage進行にもはや貫録すら出ているのを感じる。
ホリエモンへの風評被害から恒例の削除依頼まで、様々なところから笑いを持ってきやがる。
まったく、ネットの海には辺境にまで天才が流れ着くんだから本当油断していられない。

クソワロタという最大の賛辞をこれだけ書き込む読者がいるなんてそうあることじゃない。
それは皆が、煽りや世辞でもなく心から感じた本心なんだろう。
私もここまで嘘偽りなくクソワロタと言えるものに出会ったのは、もしかするとこれが初めてかもしれない。






('A`)紅く染まる、火ノ鳥のようです( 'A)

こういうヤケクソなの大好きです。
何であのお題から不死鳥が生まれた?

何故スレタイにドクオをチョイスしたのかとか、
赤黒い炎症が身体中に広がると燃えて死にますってそういうことかよとか、
ほんとにドクオ何年倒れてんだよとか、
他にも色々言いたいことが多すぎるからこそ、笑いを引きずるいいギャグ短編でした。

1レスに火ノ鳥のAAだけを収めたのはナイス。
あの不意打ちに一番笑った。

あとよく総合じゃなくてVIPに投下してくれた。そこも評価したい。
こういう良質なギャグ作品は忘れた頃にまた読み返したいね。






( ^ω^)ブーンがフェラチオで天下を取るようです

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17 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/02/28(土) 22:56:43.87 ID:7mpgWdQe0 [2/5]
  
かくして、マスターの粋な計らいによってフェラチオ・バトルの
舞台は整えられた。

( ゚∀゚)

相手は、この街一番の吸精者(フェラチスト)、
トリッキング・フェラのジョルジュ。

――人呼んで、フェラチオの魔術師。


( ^ω^)「ルールはスーパー・エキスパートルール2で構わないか?」

( ゚∀゚)「ああ、それにしてもこの俺様にフェラチオ・ファイトを挑むなんて
     お前も命知らず……いや、チンポ知らずだな」

( ^ω^)「あいにく俺の口はシェーキよりもザーメンを吸うほうが
      性にあってるんでな、悪いが吸わせてもらうぜ」

( ゚∀゚)「へっ、後でザーメンが減ったせいで体内のタンパク質が足りなくなったことによる
     急激な体温低下で胃腸が冷えて腹巻きが必要になっても知らないぜ?」



( ゚∀゚)~~~~~~~~(^ω^ ) バチバチ


(´・ω・`)「す、すごいフェラチオーラだ……」

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ここ最高に面白かった。
何だよフェラチオーラって。


>彼は幼少期にわたパチを大量に摂取したことにより、
>舌に無数の穴が開き、まるで音楽室の壁のようになってしまった。

あとここ。
比喩表現上手すぎでしょう。音楽室の壁て。こんな分かりやすい例え方今までにないよ。
あとわたパチて。懐かしいな、今でもあるのかな。
流石に舌に穴は空かないだろとは思うが、妙に説得力はあるな。


スレは結局落ちてしまった。
続き書いてほしいと思う反面、これ以上やったら間延びするだろうなと、複雑な感情だ。
うーん、でも、もうちょっとだけ読みたかったかも。






糞ったれBAR NEETのようです(3話まで)

連載になったようで、嬉しいです。
お酒を知らなくても会話で楽しめる。
やっぱりこのミルナはキャラが独特でいいです。私このキャラ超好きです。

不本意な来訪者がどんなに面倒臭いヤツでも、突っ返さないでちゃんと付き合ってあげるあたり、実はけっこう性格良さそう。
つーがシェイカー振ってくれとせがんだ時なんかは、ただ面倒臭いから嫌だって理由じゃなく、
人に出せる程の腕前を持ってないからという、なんとも真面目で人思いな一面も持ち合わせている。
口は悪いが人に好かれやすいタイプだな。
クールなんか携帯番号渡しちゃうし。隅に置いておけん野郎だ。

これからも色々キャラが増えていくようで楽しみ。
続き待ってます。






('A`)売れないお店のようです(11話まで)

私はファンタジー系のその広大な世界観を理解するのを面倒臭がって、どうも読むのを諦めちゃう癖がある。
長ーい説明とかが入るともうだめ。
だけどこの作品は情報を小出しに、あるいは最低限のことだけ書いて他は説明しなかったりというスタイルを取っているので、かなり読みやすい。
魔法の出自とかが明かされてなかったりね。ガチガチの真面目ーなファンタジーじゃないから、これはそんなに重要な情報じゃないんですよね。

ただ、情報量が極端に少ないわけじゃない。
第三話では、一角兎の角をすり潰して粉にすると食糧の保存に使えるだとか、さして重要でもなさそうなことを詳細に書いているが、これがいい。
こういう、"この世界で生活していく上での知恵"とかから、文明の発達具合や魔法で出来ること出来ないことを読者一人一人が補完していける。
というようなところが、この作品を読んでいて面白いな~と感じた。


強大な敵と戦うような展開でなく、ゴーレムと戦ったり武器を直しに行ったりドラゴン探ししたりと、
身の周りで起きてる事件を解決していってる感じの、この適度なゆるさが緊張せず読めていいです。
もしかしたらこれから魔王だとかが出てきたりするのかもしれないが、それはそれでアリかも。


ただ、タイトルに売れないとあるが、話が進むにつれてこのドクオのお店、割と売れてる方なんじゃ……?
騎士団とは通話のピアスの定期購入の契約も取れたし……。
いや、そもそも最近はお店を離れてる日の方が多いな。
お店の売り上げとか大丈夫なんだろうか?とか余計なことを気にしてしまう……。

これも読んでて楽しい現行の一つです。






引越しのようです

あ、総合短編きてる。でも今なんか気分じゃないしなー長そうだしなー。後で読も。
で、結局読んでない諸君。
これ読もう。面白いぞ。

かなーりクオリティ高い総合短編でした。
展開もさることながら会話のやりとりでの笑いが始終途切れない。

特にブーンが逃げようと提案するところから鼻くそほじるところまでとか、最高ですね。
他にも切腹のくだりとか、相対性理論とか、くるみ割り人形のブラックホールのAAとか、挙げていくとキリがない。(ここだけ見るとカオスだな……。)
30レスギリギリまで使っておきながらも、ぐだる予兆すら見せなかった。

しかもこれお題貰って書いた習作なんですね。
かなり分かりやすく、助走のつけやすいお題だったとはいえ、一発ネタで終わらせずここまでのものに仕上げてきた作者の技量は本物。
普段何書いてるんだろう……。

VIP総合でこの作品挙がっててよかった。
あやうく見逃すことろでしたよ。
読めて本当によかった。すごい面白かったです。