【感想】∵ Three dot ∴

極上のエンターテイメント!
スリルも冒険もイカレた冒険者あってこそ!
ギュウギュウに犇き合うほど押し込まれた作者の「好き」は期待を悉く飛び越えてくる。
そうして最後に拳を付き合わせる彼らの姿が読後の熱をより滾らせる。
「友情」「努力」「勝利」を体現したかのような、ただひたすらに王道を貫く作品だ。

(´^ω^`)「何よりも、面白ぇ連中と一緒に危ねぇ橋を渡りたかった。それが一番の理由だ」
このセリフに爆笑で返すシーンがたまんねえ。
昔からの間柄であろう三人には特別な想いを抱かずにいられない。

特にドクオがクソ格好良い。
単純な腕っぷしはもちろん、追随して敵の心をへし折る語りがまぁ強い。
先住民との闘いのときに上げた咆哮には、高揚感で思わずこちらの口角まで上がってしまう。

賞賛すべきところは12シスターズと称して、あのイラストの全員を余すことなく活躍させたこと。
そしてかつて敵対した勢力同士としての共闘という熱すぎる展開。
イラストモチーフのキャラとは見当が付いていたけど、差し込むタイミングまできっちり図られていたと思う。

それを上回って驚かされたのが(∪^ω^)( ∵)( ∴)のイラストの使い方。
こんなにもほのぼのとした印象の絵が、あんなふうに活力みなぎる印象の絵に見違えるとは思ってもみなかった。
想像力と文筆力がしっかり結びつくと、こうも大胆なことができるものなんですね……。

さも続きがあるような締め方をするのがずるい、期待していいのか?
ともあれ、この一話だけ見ても今まで名作と呼ばれてきたエンタメ作品と肩を並べるほど
素晴らしい作品だったと言わざるを得ない。大満足の一言です。



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