▼・ェ・▼その男、所詮、『犬』のようです。 第3話 猿 前編







第3話、参考BGM

・参考BGM『蜉蝣 所詮、自分は犬であります』

・参考BGM『蜉蝣 R指定』






602 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:01:19 ID:T9UmXfFg0





R指定な物

R指定な脳

R指定な唄

R指定な種

R指定な猫

R指定な声

R指定な餌





R指定な猿……



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603 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:02:03 ID:T9UmXfFg0





「ハァハァ……いいよ」

「最高だ! ああ、やっぱり最高だよ君は!」

「ずっとずっと前から君を見てたんだ」

「この美貌、この身体。堪らない! 極上のbadyだ!!」

「ああ……キツキツだぁ……そしてぐぢゅぐぢゅと僕のおちんちんに絡み付くぅ!!」

「いい! いいよ!! 最高だよ!! ああ気持ちいい!!」

「女はやっぱり……ウフフッ」

「冷たいのに限るううぅぅぅ!!」



ぐちゅぐちゅ。


ねちょねちょ。


ばしんばしん。

604 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:02:45 ID:T9UmXfFg0







―――――――ぐにゅっ。








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605 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:03:29 ID:T9UmXfFg0
( ><)「ん……」


年期の入った、お世辞にも綺麗とは言えない木製の建物。
その一室のくたびれたベッドの上で少年は目を覚ました。

もともとクルクルと渦を巻くほどに癖の強い金髪は寝癖のせいであちらこちらに跳ね回り、水色のパジャマからはだけた胸元には汗の雫が浮かんでいる。
小動物のような仕草で目をこするビロードの姿は、その趣味の人から見たら堪らないほど官能的だったことだろう。

しかし当の本人の顔色は、快適な目覚めとは程遠い曇ったものだった。

606 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:04:32 ID:T9UmXfFg0
( ><)「……なんか変な夢を見た気がするんです」


どんな夢だったかは覚えていない。
だが妙に気味悪く、それでいて薄ら寒い。
思い出そうとしても欠片も思い出せない癖に、なぜか怒りにも似た不快感を残す。
そんな後味の悪い夢を見た気がした。


(;><)そ「いつっ!?」


起き上がろうとしたビロードの身体にピキンと音が鳴るような衝撃が走り、一瞬小さな身体が強ばった。

607 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:05:21 ID:T9UmXfFg0
この平和の交差点にある小さな教会の神父、『カルーア・ショボーン』は今年で50歳になる。
ビロードから見ている分には特に年をとったとは思えなかったが、やはり身体の事は本人が一番分かっているらしく、ここ最近はいつも年は取りたくないものだ。と憂いをおびたため息を漏らしている。

もちろんビロードからしてみれば、孤児だった自分を育ててくれたショボーンが老いぼれになろうがなるまいが、愛しい大切な父親代わりであることは変わらないのだが。


ビロードはそんなような事を考えながらベッドを整えながらバスルームでパシャパシャと音をたてながら顔を洗う。

水滴越しに鏡に映る自分の姿はいつ見ても幼く、どことなく脆く感じる。
落ち葉が風にさらわれて、あっという間に吹き飛んでしまうような。そんな、弱く、脆いイメージが。

608 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:06:03 ID:T9UmXfFg0
( ><)(あの『ワンちゃんのお兄さん』みたいに、僕も強くなりたいんです……)


軽くため息を吐きながら、寝起き独特のトテトテと覚束無い足取りで礼拝堂へ向かう。
敷地も小さく、言ってしまえばかなりボロい教会ではあるが、礼拝堂だけは神父やビロードが1日も欠かさず掃除をしているので存外、小綺麗なのだ。


(* ><)「おはようございます、神父様!」


礼拝堂にビロードの元気な声が響いた。
しかし、それに答えてくれるものが居ない。


( ><)「あれ?」

609 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:06:48 ID:T9UmXfFg0
不思議な事に、礼拝堂には誰も居なかった。
いつもこの時間には既に起床して、軽い掃除をしている筈のショボーンの姿はどこにも見えない。
どこかに出掛けるにしては早すぎる時間だし、行き場所にも心当たりは無い。


( ><)「神父様……?」


古びた礼拝堂の中、ビロードのどこか寂しげなボーイソプラノがポツリと響く。
何となく嫌な予感を抱えながら、少年は神父の帰りを待つことにした。
よりによって、今日は肩の痛みが治るのに1時間ほどかかり、余計に彼の心をキリキリとしめつける。

610 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:07:51 ID:T9UmXfFg0







そして、2時間待っても、3時間待っても。

ついには神父、カルーア・ショボーンが帰って来ることは無かった。






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611 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:08:38 ID:T9UmXfFg0







 第3話    猿






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612 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:09:26 ID:T9UmXfFg0
ビロードがショボーンの帰りを涙目になりながら待っていたその日の夜。
人々が酒に酔い、騒ぎだし、辺りが喧騒に包まれるソウサクシティの夜。


爪;A;)「お願い! お願いよ……!」


夜からまるで滲み出るようにして、沈黙が支配していた薄暗い路地裏で、一人の不幸な女が前触れもなく襲い掛かった理不尽な恐怖と対峙し、うわずった声で許しを請うていた。


爪;A;)「助けて……許して……」


顔つきから考えるに、年はまだ10代か20代前半。
ワンピースタイプのシャツドレスから長めのピンヒールまでパステルイエローで綺麗に統一した、やけに派手な格好をした小柄な黒人娼婦だった。
そんな彼女は今、頭から血を流しながら路地裏の壁にほとんど倒れかかる状態で寄りかかり、涙ながらに目の前の『ソレ』に命乞いをしていた。

613 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:10:26 ID:T9UmXfFg0
爪;A;)「お願い。ねぇ……助けてよ!」

( ゚"_ゞ゚)「……」


女は声を震わせながら目の前に立ち塞がる長身の男を見上げながら文字通り懇願する。
しかし、とうの男はまるで女にさほど関心が無いかのように冷めた視線を送り、左手に持った杖の頭を撫でたり擦ったりするだけだった。



( ゚"_ゞ゚)



その男、異様。

頭にはチェス番を斜めにしたようなチェック模様の、目がチカチカするシルクハット。
羽織っているジャケットは黒と白の切り替えが目に残る、ダブルの燕尾服でこれもまたモノトーンながら目に残る色彩だ。
スラックスの色も右が黒、左が白とモノトーンながら派手な出で立ちで、クロコダイル製の革で作られたであろうシューズも、ハットと同じような模様に着色されている。

614 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:11:11 ID:T9UmXfFg0
左手に握る細身の杖も、まるでピンドットのように細かくなった市松模様で彼の異様な出で立ちと妙にマッチングしており、反対の方には革製の固定ベルトでくくりつけた鈍く黒光りする巨大な棺桶を背負っている。
その風貌はどこか時代遅れの異国の葬儀屋や死化粧師をモダンにアレンジしたファッションモデルのようであった。

身の丈は190があるか無いかと言った大柄で、洋服の上からでも、その引き締まった肉体美が透けて見える。
どこか場違いでありながら紳士的な服装と、彼のたくましい肉体とのギャップが絶妙にミスマッチしており、対面に座り込む娼婦にさらなる恐怖を与えていることに関してはもはや説明するまでも無い。

615 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:11:55 ID:T9UmXfFg0
( ゚"_ゞ゚)「Ah……」


やがて男は芝居がかった動作でゆっくりと。
それでいて目の前の少女に見せ付けるような大袈裟な動きで首もとのタイ(言うまでもなく、白と黒の、あのチカチカする模様の)を閉め直し、ハットの鍔を軽く弄る。

そして左腕をゆっくりと挙げながら、さながら舞台役者を気取るかのような大袈裟かつ、堂々とした態度で視線のまま目の前の女に悠々と語りだした。


( ゚"_ゞ゚)「君はきっと今、とても不思議な気持ちだろう。そうだろうさ、何故なら君はこの路地裏をただ。ただただ、一人で歩いていただけなのだから」

616 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:12:41 ID:T9UmXfFg0
( ゚"_ゞ゚)「君には何の罪もない。そうさ、その通りさ。大体にして私は君みたいな潰れたウジ虫のような顔面をした肥溜めに落ちた糞ったれの糞ビッチの糞マンコになんか微塵も興味は無い。いや、むしろ不愉快ですらあるよ、醜いのは罪だ罪だ罪だ。ああ、もう死ねばいいのにこいつ」


男の声はやたらにハスキーで太く、その動作も相まって、やはりどこか役者のように遠くまでしっかりと響く。
それでいて、聴いたもの耳にこびりつくように残る声色だったが、それよりも特徴的なのはその口調だろう。

一目見ただけではおおよそ紳士的で落ち着いた風貌のその男からは想像もできない程に早口で、言葉使いもかなり独特だ。

617 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:13:50 ID:T9UmXfFg0
いわゆるキマってるだとか、ラリってるだとか。
そういう状態の人間の口調となんとなく似通ってはいるが、その蒼い瞳はしっかりと座り込んだ娼婦を見据えており、とてもヤク中には見えなかった。


( ゚"_ゞ゚)「だがだが、だががが待ちたまえ。人間というのはどんなクズにも1つくらい美点と言うものがあるんだよ。美点だよ美点、つまり美しいところだよ分かるかい分かるよねむしろ分かれ」


( ゚"_ゞ゚)「私はね、まず君を見かけた時にこう思ったんだよ。『ああ、なんて、不細工、な、女、なんだろう。しかも不細工な分際であんな露出過多な布切れをヒラヒラさせてまさに公害だよ公害関わりたくないどころか見ているだけで目が腐るじゃないか、あれ、これ頑張れば慰謝料とか取れるレベルの公害じゃね!?』と」


男の言葉に熱がこもり、その速度が上がる。
手足がまるで踊るかのように跳ね回り、たった一人の観客の為に、雄大かつ繊細に動き始める。

618 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:14:45 ID:T9UmXfFg0
次第に冷たいだけだった蒼い瞳は白目の部分が赤くひび割れるかのように充血を始め、彼の身体全身にも、まるで怒るかのように力が込められていく。

その光景に、不幸な娼婦はガタガタと震えながら嗚咽を漏らすしかないのだが、それすらも彼の眼中には入っておらず、長身の紳士は早口言葉のようにさらに熱く語り続けた。


(#゚"_ゞ゚)「だが、しぃかぁしぃ!! 私は、私は私はこの私そんな君の中から!! 潰れたウジ虫の君の中から、半分腐ったロバの死体の中で発酵している肝臓に棲みつく寄生虫がウネウネとダンシングしているような君の中から、美しい輝きを見つけたのだよ!! 」

( ー"_ゞー)「そう! それは……!!」



あちらこちらと動き回り、踊るように手足を派手に動かしていた男の動きがピタリと止まる。
再び沈黙が闇を支配し始めた時、己の不幸に絶望していた娼婦に、ほんの一筋の希望が見えた。

そう、男は停止している。
ちょうど、彼女に背を向ける形で綺麗に直立しているのだ。

619 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:15:27 ID:T9UmXfFg0
爪;A;)(今なら……!)


今しかチャンスは無い。
そう確信した彼女が隙をついて逃げ出そうと、震える右手を地に付けた瞬間……








(#゚"皿ゞ゚)「君の『腰』だあああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

爪;A;)「ひぃっ!?」


男は絶叫しながら、まるで奇怪な人形のように勢いよく『上半身だけ』ツイストして女を睨み付けた。

620 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:16:12 ID:T9UmXfFg0
(#゚"皿ゞ゚)「腰だよ腰腰腰腰腰腰腰腰腰ウェスト―――!! 私はねぇ、君が身に付けている低俗で下品なその薄っぺらい布地からヒラリと見えたその美しい腰を見たとき、まるで雷にでも射たれたような衝撃を受けたんだよ!!」

(#゚"_ゞ゚)「君の腰は宝だ!! まさに宝石!! まさに紫水晶の輝き!! まさに天使の羽!! まさに聖母の一滴!! まさにアフロデティの忘れ形見!!」

(#゚"_ゞ゚)「Yes!! 最高だよ、とにかく最高なんだ!! それは、理想。むしろ、至高! まさに……」

(#゚"_ゞ゚)「『Marvelous(マーベラス!!)』」


息を荒げながら絶叫する男の瞳は既に真っ赤に充血し、ブンバブンバと踊るように跳ね回す手足はプルプルと細かく震えている。
激しく興奮した様子を隠すこともなく全身で表す男の狂気的な様子に、女は腰を抜かしてヒィッと間の抜けた悲鳴をあげるしかない。

621 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:16:52 ID:T9UmXfFg0
しかし、その様子を知ってか知らずか棺桶の男は派手に大きく見せびらかすように動かしていたその巨体を、次第にモジモジと擦り合わせるように小さく動かし始める。

まるで内気な少女が愛の告白に挑むかのような、とてもでは無いがその場に似合わぬ動きを見せ付けながら、その表情には愉しくて堪らないといった感情であふれ、やがてそのまま語り続けた。


(*゚"_ゞ゚)「あぁ、もう、堪らないよ。ウフフッ……ダメだ、もう我慢できないよ。だって、実のところ、君の、その、腰を見たその時から。私は……私は……!」



自分で自分を抱き締め、少しでも自分の、
身体を小さくみせる。
そんな奇怪な動きを見せていた男は突如、弾けるように身体を広げ、反らし、見せ付けた。

622 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:18:26 ID:T9UmXfFg0








(*゚"_ゞ゚)「ンホォ――――!! あまりの衝撃に私のおちんちんが勃起っ起しちゃうの――!! 興奮のあまりおちんちんがErectしちゃうの――私のおちんちんがえれくちんちんになっちゃうの――!!」


黒く、勃起した。
その男性器を。







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623 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:19:13 ID:T9UmXfFg0
(*゚"_ゞ゚)「Marvelous!! 見てるだけでオーガズムを迎えてしまいそうな、その、魅惑の腰は、まさにMarvelous!!」

(*゚"皿ゞ゚)「 Yes! Yes! Yes!! Marvelous!! 」


男の叫びが暗闇に響き荒々しい呼吸の音と、女の小さな泣き声が場を支配した。

沈黙。
束の間の、沈黙。


(*゚"_ゞ゚)「ウフフッ……そう。だからこそ。だからこそ、ですよ、ねえ? 貴女」


一歩。
棺桶の男は娼婦に近付いた。

まるで彼のペニスの猛りを模写したかのような好色的な表情で。

624 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:19:59 ID:T9UmXfFg0
( ゚"_ゞ゚)「そんなMarvelousなパーツは、ねえ」


一歩。一歩。そして、また、一歩。


( ゚"_ゞ゚)「『彼女』が持つに」

( ー"_ゞー)「相応しいとは」

( ー"_ゞ゚)「思いませんか?」

爪;A;)「ひっ……」


徐々に。しかし確実に縮まっていくその距離は1メーター程になったところで停止する。
殆ど倒れこむようにして壁に寄り掛かる黒人女の顔が更なる恐怖に染まる。

625 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:20:43 ID:T9UmXfFg0
見上げれば珍妙な成りをした2メートル近い背丈の狂人。
そんなシチュエーションで恐怖を感じぬ人間など要るのだろうか?

だからきっと。彼女の下半身から生暖かいアンモニア臭が漏れ出る事も、きっと仕方が無いことなのだ。


( ゚"_ゞ゚)「だから、ねえ? ウフッ。つまり、ね。その、腰は、さあ?」


クスクスと小さく笑う男は左手に持つ杖の頭を愛おしそうに撫でた。
やがてスクリューキャップを開けるかのような動作でその頭を捻り、引き抜く。

スラリとした刀身のソレが、鈍く、重く。
月光を反射した。

626 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:21:24 ID:T9UmXfFg0








( "_ゞ゚)「貴女なんかに勿体無い、よ、ねぇ?」









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627 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:22:21 ID:T9UmXfFg0










(*゚"_ゞ゚)「あぁ……美しい」


モノトーンで統一されていた男の色彩に少量で無い紅が差し込む。
飛び散った返り血が頬にまで付着していたが、棺桶の男はそれを気に止める事なく、蕩けた様な表情で両手に抱えたその部品(パーツ)を眺めていた。

黒い革靴を汚すのは、ポタリポタリと切断面から垂れ流す赤い血液だけでは無い。
赤く、太く、激しく猛る、己の男性器から漏れ出した、粘性のある透明な液体だ。


(*ー"_ゞー)「抱えるだけで止めどなくカウパーが溢れていく……この、色! この手触り! この曲線! なにもかもがMarvelous!!」


堪らないといった表情で、未だ温もりの残る部品ヘソにキスをした。
そしてほぉっと小さな息を吐いた後、ゆっくりと頬擦りをする。

628 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:23:34 ID:T9UmXfFg0
5分程、幸せの余韻に浸っていた男だったが、先程まで彼が背負っていた棺桶の方に視線を向けると、まるで反射したかのようにパッと部品から顔を離し、壁に立て掛けた自らの宝物に歩を進めていく。

棺の扉を金属同士が擦れる、悲鳴のような音を立てながら開くと、男はそこにいる『彼女』に向けてにこやかに語り始める、、


( ゚"_ゞ゚)「あぁでも待って待って待って待って誤解しないで誤解しないで。これは、君へのプレゼント」

(*゚"_ゞ゚)「ウフフッ……この腰は『君』に相応しい。やはり君こそが至高だ。君の存在そのものがMarvelousだよ……」


『彼女』は何も答えない。
しかし、男の頭には彼女の声が確かに響いており、幸せで堪らないといった顔で一方的かつ奇妙な『談笑』を心から楽しんでいた。

629 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:24:20 ID:T9UmXfFg0
(*゚"_ゞ゚)「ンフフッ……もうすぐ君はきっと起き上がるよね。そうともさ、君はもうすぐ完成されるんだ。君こそが私だけの天使なんだ。あぁ堪らないよ。君の事を考えるだけで私のおちんちんは、えれくちおんさ」

(*゚"_ゞ゚)「心配しないでも大丈夫さ。嫉妬なんかしないでおくれよマイ・スイート・エンゼル。僕の純潔は君だけに捧げるんだからね、こんな薄汚い糞の糞の糞のさらに糞なマンコになんか突っ込んだりなんてノット・ジェントルな真似はしないよ」


男は視線をチラと後方にくれてやる。
そこにはかつてパステルイエローの衣装に身を包んだ、人間だった物が間接ごとに切断され、ゴミの山のように粗末に積まれていた。
無論、そこには肋骨から臀部に到っての部品だけ存在していない。

630 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:25:20 ID:T9UmXfFg0
(*ー"_ゞ゚)「私はいつだって夢見てるんだ。完成された君と僕とが柔らかなシーツの上でまるで融けるように、混ざり、愛、ながら。まるでマーブル模様になるように、蕩け、愛、ながら。」

(*ー"_ゞー)「お互いの純潔を捧げ……私と君と。お互いのジュースで、甘い、甘い、初めての『イチゴミルク』作ることを……ウフフッ……ウフッ」

(*ー"_ゞー)「ウフフッ……ウフフフフフフフフ!!」


男は身を震わせ笑みを漏らす。
やがてその震えと声は大きくなり、路地裏に反響していく。

631 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:26:18 ID:T9UmXfFg0
そして限界まで高まった男のテンションは爆発。
身体を海老のように激しく反らせ、ハットが落ちることすら気にも止めず大きく身体を広げ、叫び出した。



(*゚"_ゞ゚)「ンッホォ―――――!! もう我慢できない――!! 堪え性の無いおちんちんにご褒美タイム突入しちゃうの―――!!」


左手は広げしっかりと手にいれた部品を掴み、右手で散々にお預けをされていた自身の太いペニスを掴み、ピストン運動。
パンパンに張りつめ、激しい手淫に震えるその亀頭は月明かりに照らせれ、まるで珊瑚の宝玉のように滑らかに輝く。

やがて夜空を仰ぐように反らした身体を勢い良く持ち上げ、先程までの舞台役者のような大袈裟な一挙一動で『彼女』にアピールをする。

632 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:27:08 ID:T9UmXfFg0
(*゚"_ゞ゚)「見て! 見て!! 僕を見てよマイ・エンゼル!! この高鳴りは、この欲望は、このミルクは!! 君の事を考えながら! 君だけの事を考えながら発射するからあああぁぁ!!」


右手の動きは次第に加速し、絶え間なく漏れ出す先走りのせいか、ヌチョヌチョと水っぽい音を生み出している。




(*゚"_ゞ゚)「Oh……Yes! Yes! Yes!!」

(*゚"_ゞ゚)「Yes!! Yes!! Yes!! Yes!! Yes!!」

(*゚"皿ゞ゚)「YesYesYesYesYesYesYesYesYesYes!!」

(* "_ゞ゚)「Oh……!!」




男は今日日、一番の激しい動きで身体をを大きく弓なりに反らせると、目を見開き、大口を開け、絶叫した。

633 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:27:54 ID:T9UmXfFg0





(*゚"皿ゞ゚)「Marvelous!!」





夜空に放たれた白い精液は天高く延び、満月と重なった。
息を荒げながら恍惚の表情で月に欲望をぶちまけ、快感の余韻に浸る男の胸ポケットから一枚の写真がヒラリと落ちる。


重力に従い落下した白濁液はまるで引き寄せられるかのように、その写真にボタボタと落ちていく。

634 : ◆DDAJclyWXI :2015/10/08(木) 23:28:42 ID:T9UmXfFg0


『蒼い龍』、『偉大なる父の右目』と呼ばれた、気高き戦士。




『川 ゚ -゚)』




写真に写るイエローモンキーがNo2。
ヘネシー・クールの見惚れるような美しい横顔は汚らわしい白濁に陵辱されたのだった。






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