( ∀゚キ)ただ漂う……ですリバイバル ( ∀゚キ)烏天狗・後半

1 : ◆I7nIJ7EFj6 :2016/01/05(火) 20:06:20.827 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「で、御坊よ。烏天狗とやらの事について、分かってるだけしゃべってくんな?」

(和'e')「うむ。そうじゃな」

棒術道場差し向かい
方やの男は胡座をかいて
此度のご依頼その賞金首
「烏天狗」について聞かんとします

問われた一方柔和な面に
渋茶をすすってシワを寄せ
静かに答える依頼人
この寺住職、ハゲ和尚

(和'e')「先に話した通り、毎年、我が寺の所有となっておる霊山において」

(和'e')「僧どもの中でも特に棒術に長けた一名が、修行の為に山籠りをするのじゃが」

(和'e')「近年、山に烏天狗が出没しおって、山籠りの僧を痛め付けては身ぐるみを剥ぐ。というありさま」

( ∀^キ)「棒術腕自慢で寺一番の荒法師が、毎年毎年素っ裸にされて泣いて帰ってくる。って話だったよな?キシシ」

(和'e')「修行僧は実戦不足ゆえな……しかも、烏天狗は外法の術を身に付け、最早魔縁。と呼ぶにふさわしいほどの力の持ち主と聞いておる」

( ∀゚キ)「逃げてきた腰抜け坊主達の言い分だろ?どこまで信用できるもんかねぇ?」

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 20:17:11.155 ID:uFtP+WssK.net
チョンチョーン!

またまた出ました語り屋親父
今回二部に渡りましては
これから始める後半戦

いつもの流れのながらでござんす

( ∀゚キ)←主役張ったるこちらの男
さすらい流れの武芸者で
姓はスタンに名はハインド
人呼んで、情け無用「痩せ包丁のスカーピン」と申します
そこそこいい腕しちゃあいますが
素行がとんとよろしくない
悪辣外道の人の毒
嫌われもんでござんして

そんなボウフラ風来坊
痩せ包丁のスカーピン
此度はいかなるトラブルに
巻き込まれるや巻き起こすや……

ではさっそく、始めさしていただきやす

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 20:18:37.518 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)ただ漂う……ですリバイバル



( ∀゚キ)烏天狗・後半

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 20:33:37.537 ID:uFtP+WssK.net
(和'e')「わしとて全てを信じておる訳ではないが」

(和'e')「スカーピン殿に、包み隠さず全てをお話する。と御仏にお誓いしたゆえ」

渋茶をゴクリと一息に
飲み干す不作法気に止めず
和尚が語る天狗の外法
そのあやかしは、まさしく魔縁

(和'e')「風体は身の丈2メートル。法衣を纏い、烏天狗の面をつけ……」

(和'e')「山林の木々の枝から枝へ飛ぶが如く移り、身の軽さは山猿を凌駕するとな」

( ∀-キ)「うさんくせえ。2メートルの男の体重を考えりゃ、枝から枝へってなあ無理だ」

(和'e')「黙って聞け。まだまだこれからじゃ」

(和'e')「錫杖を持ち、しかしそれを振るうこともなく」

(和'e')「20メートルもの離れた位置から、気合い一発のみで人を昏倒せしめる」

( ∀゚キ;)「んなバカな?そんなにデカイ声なのか?」

首を大きく横にふり
話を続けるハゲ和尚

(和'e')「そうではない」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 20:47:41.670 ID:uFtP+WssK.net
(和'e')「その術にてやられた僧らの話では」

一拍おいて渋茶を啜り
勿体つけるかハゲ和尚

(和'e')「突然目前に烏天狗が現れたと思った僧らは」

(和'e')「烏天狗が小さく気合いを込めた瞬間、頭を後ろからこん棒で殴られたかのような衝撃を受け」

(和'e')「ある者はそのまま気を失い、またある者は意識朦朧としたまま身ぐるみを剥がされてしまった。らしいのじゃ」

( ∀゚キ;)「離れた位置から、気合いだけで……だと」

(和'e')「その術、実は20年も昔じゃが」

(和'e')「我らの先達が山籠りをして会得した者がいた、外法のな」

(和'e')「後光の術。というものに似ておる」

( ∀゚キ;)「マジな話なのかよ」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 20:59:45.991 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「じゃあ、その「後光の術」を会得した修験者が天狗と化して」

( ∀゚キ)「おめえさんら修行僧を襲ってるのかい?」

(和'e')「……そこなんじゃが」

(和'e')「その「後光の術」を会得した修験者は、既に山で倒され、果てておる。若手の修行僧によってな」

(和'e')「確かじゃ。しかし近年、同じ術を使う烏天狗の面をつけた者が現れた。ということなのじゃ」

( ∀゚キ)「なんで言える?その修験者が死んだと」

(和'e')「わしがその若手の修行僧じゃからの。確かにわしが成敗した」

(和'e')「じゃがわしはもう年じゃ。烏天狗の相手にはなれん」

(和'e')「かといって、今の当寺には、実戦経験のある者はおらん。そこでお主の出番。という訳じゃ」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:11:17.292 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「……つまり、御坊。あんたは」

いぶかしんではスカーピン
ハゲた和尚の頭に向かって
当然聞くべき問いを投げます

( ∀=キ)「後光の術。の破りかたを知ってる。って事だな。なのに、修行僧らにはそれを伝えてねえのか?」

( ∀=キ)「おかしいじゃねえか?そりゃあ身内を助ける気がねえってこったろ」

(#和'e')「だまらっしゃい!!」

怒鳴り散らすは茹でタコの
真っ赤な顔したハゲ和尚

(#和'e')「知っとれば話しとるワイ!知らんのじゃ!」

( ∀=キ)「そうかい?依頼の件で嘘はつかねえ約束だぜ?」

(;和'e')「本当に知らん。その……な。術を使われる前に……」

( ∀゚キ)「なるほどね。不意討ちみたいな汚い手で、殺っちまった。って事かい。キシシ」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:23:01.299 ID:uFtP+WssK.net
(和'e')「わしが成敗した修験者は、後光の術はともかく」

(和'e')「枝から枝へと空を飛ぶなどという技は持ち合わせなんだ」

( ∀-キ)「……」

(和'e')「ゆえに、今霊山に巣食う烏天狗がすなわちその修験者である。とは言い難いし、また否定もできん」

( ∀゚キ)「もういい」

突然に
話を打ち切る痩せ包丁
何やら下卑た笑いを浮かべ
和尚の頭をペチンと叩く

   ペチン
(;和>e<)ヾ( ∀^キ)キシシ

(#和'e')「な、何をする!無礼者め!」

( ∀-キ)「話は大体分かった。充分だ」

(和'e')「分かったじゃと?なにがじゃ?烏天狗の正体か?」

( ∀゚キ)「……まあな。大きく間違ってはいねえはずだし、ついでによ?」

(和'e')「?」

( ∀゚キ)「後光の術。とやらも、破りかたは見えた」

(和'e')「なん、じゃと……」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:24:00.045 ID:uFtP+WssK.net
明くる日

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:35:52.329 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)ノシ「じゃ、ちょっくら烏天狗退治してくら」

ハイキングにでも行くがごときの
陽気で呑気なスカーピン
霊山麓で掟に従い
法衣に着替えて杖をつき

( ∀゚キ)「刃物は置いてくんだったよな?だが、生活用品としての小刀くらいは……」

(和'e')「うむ。それくらいはよい。既にお主が担いどる荷の中に入れてあるわい」

( ∀゚キ)「食いもんは?」

(和'e')「現地調達じゃ。それも修行よ。ホホホ」

( ∀<キ)「かーっ!キビシイねぇ!」

(和'e')「気を付けなされよ?痩せ包丁殿?」

和尚の言葉に背を向けて
山に分け入る痩せ包丁
その足取りはなんやら軽く

で、ござんすが

( ∀-キ)(あんたもな。御坊)

己の思いに深く入れ込み
内心、神妙なようで……?

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:43:00.800 ID:uFtP+WssK.net
えっちらひーこら杖ついて
登る山道獣道

でござんすが、現実は
でたらめ適当いい加減
烏天狗の入る場所なんぞ
知るよしもない痩せ包丁

( ∀゚キ;)「いや、普通に樹海なんだが」

( ∀゚キ;)「俺ぁ自殺志願者かっつーの。馬鹿馬鹿しい」

宛てなく歩くに飽きくたびれて
立ち止まって様子を伺う

ちょっくら先より水の音
コイツはしめたと痩せ包丁
杖を振るって道開き
どうにかこうにか水源へ

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 21:53:55.680 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ;)「ふぃー」

開けたその場にゃ白糸の滝
水のほとりで一息ついて
今後の動きに頭をめぐらす

( ∀゚キ;)「烏天狗がどこにいるかなんざ、わからんのだし」

( ∀゚キ;)「それより食い物の調達と寝床を確保せんとなぁ」

( ∀゚キ)「水はここにあるからいい。として……」

( ∀゚キ;)「とりあえずは山菜でも探して食いつなぐしかねえかな?」

( ∀^キ)「なんでぇ。良く考えりゃ普段通りか。どうってこたあねえや。キシシ」

この男
貧乏暮らしが長きに渡り
生きるだけならゴキブリ並みの
生活力がござんして

痩せ包丁のスカーピン
別名、痩せ包丁の素寒品でござんす

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:04:59.364 ID:uFtP+WssK.net
たんぽぽの
綿毛が鼻をくすぐって

( ∀<キ)「へーっくしょい!ちきしょうめ!」

呑気な男スカーピン
昼寝から醒めぼんやりと
滝つぼぼんやり眺めれば
流れおだやか風ぬるく
なかなか風情が……

( ∀゚キ;)「んあ!?なんで?」

単眼擦って二度見する
滝つぼほとりに立つ人影

( ∀゚キ;)「おん……な?」

その姿は

ミセ*゚ー゚)リ

水あびをする小娘に見えて

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:16:06.742 ID:uFtP+WssK.net
こちらの山は御仏の
おわすと言われる霊山で
立ち入る者は仏門の
男僧のみと聞いております
女人禁制この山に
小娘一人、景色に色を添えるは……

( ∀-キ)「……」

草むら潜んでスカーピン
小娘眺めつ思案にふける

( ∀-キ)「……やはりな」

そのザマは
どっから見てもただの出歯亀
助平親父、そのもので

( ∀゚キ)「……」

草むらを
モゾモゾ動いて滝のほとりへ
小娘いまだ、助平に
気づいた様子はござんせん

( ∀=キ)(やはり、そうだったか)

助平親父は岩場の影に
何かを見つけてうなずきます

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:28:47.086 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「……よう!」

ミセ;゚ー゚)リ

すくっと急に立ち上がる
我らが出歯亀痩せ包丁
突然声を掛けられた
全裸の小娘身をすくませます

( ∀^キ)「探したぜぇ?烏天狗さんよ!」

はぁ?
何を言うのかこのアンポンタン
烏天狗の風体は
身の丈2メートルの修験者と
聞き忘れたかスカンピン

ミセ;゚ー゚)リ「……」

怯える小娘、声を発せず
ただただ水に身を伏せるのみ
その背丈なら、1メートル50程

ヾ( ∀゚キ)「これ、おめえさんのだろ?」

痩せ包丁、掲げあげるは

( ∀゚キ)「一枚歯の高下駄に、烏天狗の面。それから……」

( ∀゚キ)「法衣だな。毎年新しいのを修行僧からぶんどって着てた。って訳だよな?」

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:38:51.480 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「女人禁制のこの山に、女のおめえさんが住むには面が必要だった。ってこったな?」

ミセ;゚ー゚)リ「返せッ!」

慌てて飛びつき痩せ包丁の
掲げた品をひったくる
裸んぼうの娘っ子

( ∀^キ)「返すさ。さっさと着な。風邪をひくぜ?」

ミセ#゚ー゚)リ「お前、わしの正体を知ったな!生かしては帰さんぞ!」

( ∀゚キ)「寺から頼まれてよ。烏天狗を征伐してこいってな。おめえさん、やり過ぎたんだよ」

ミセ#゚ー゚)リ「わしを倒しに来たと?じゃがお前には今までの僧のように手加減してはやれぬ!」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:49:08.783 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「高下駄と男もんの法衣で身長を誤魔化し」

( ∀゚キ)「面で顔を隠し、烏天狗に化けて僧を襲い」

( ∀゚キ)「毎年生活用品と新品の法衣を手にいれる……なんて、外法様も案外生活が苦しいざまよな?」

ミセ#゚ー゚)リ「黙れ!今夜、お前を始末に参る!覚悟しておけ!」

八艘飛びに木立を伝い
森に消え去る小娘……いやさ烏天狗

( ∀゚キ)「やはり身の軽さは野生児、子供の体格ゆえかぃ。おそらくあの娘は」

( ∀゚キ)「修験者の、娘と考えるのが妥当だぁな」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:55:46.564 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「さて、と」

( ∀゚キ)「夜に来る。か。なら手間が省けるな」

( ∀^キ)「探さなくても寝て待ってりゃいい。キシシ」

推理を当てて得意気に
鼻高々な痩せ包丁
全くもってどっちが天狗か

( ∀^キ)ゞ「おっといけねえ!うっかりしちまったぜ!」

( ∀^キ)「後光の術のタネ、返し忘れたなあ。失敗失敗!キシシ」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 22:56:35.052 ID:uFtP+WssK.net
その頃

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 23:07:44.892 ID:uFtP+WssK.net
寺に場面を切り替えて
その様子をば眺めれば


(;和'e')「よ、よさぬか単細!」

(#単'e')「ええいうるさいわい!私は何としても霊山にて外法を学び、神仙となるのだぁ!」

バキッ!!

(和>e<)「ぐわああああ!」

暴れ暴れる修行僧
前半戦にて痩せ包丁に
手も足も出ずコテンパン
痛い目見せられあえなく引かされた
あの単細とやら言う荒法師

僧らを皆叩きのめして
力づくにて霊山へ

果ては魔縁か、天狗道
六道外れて天狗道

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 23:09:10.766 ID:uFtP+WssK.net
そして、夜

1 : ◆I7nIJ7EFj6 :2016/01/05(火) 23:29:25.335 ID:uFtP+WssK.net
かがり火を
八方に焚き、痩せ包丁
森の木陰に頬杖ついて
むにゃりむにゃりと寝釈迦仏

( ∀ーキ)「むにゃむにゃ……もう食えねえよ……トソンちゃん……むにゃ」

飃と風鳴り闇に人影

( ∀=キ)「来たかお嬢ちゃん。待ってたぜえ?」

( ゚∋゚)「お前は生かして帰さぬ……」

烏天狗の面をつけ
法衣に小柄な身を隠し
背丈を高下駄一枚歯にて
誤魔化し造られ人化けた
山に生まれてその棲みか
追われぬための、魔の縁

かがり火の
影の揺らめき烏の天狗

しかし、動かぬ痩せ包丁

( ∀=キ)「俺に手を出すなあやめとけ。さもないと」

( ∀゚キ)「取って置きの外法術を披露するぜ?キシシ」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 23:39:25.690 ID:uFtP+WssK.net
( ゚∋゚)「問答無用……参る!」

八艘飛びに、近場の木立の枝に乗り
そこからばらまく菱の固実

( ∀゚キ)「ほほう。おめえさん、いきなりツイてるねえ……その木に跳んだか」
なんの事やらスカンピン

( ∀゚キ)「撒き菱を打って俺の足を殺すが、てめえは高下駄だから問題ねえ。って寸法か」

( ∀゚キ)「いや、よく考えられた動きだねえ」

余裕綽々スカーピン
全く動く様子を見せず

( ゚∋゚)「……」

( ∀゚キ)「だが、甘いね」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 23:49:24.552 ID:uFtP+WssK.net
( ∀゚キ)「予告するぜ?」

( ゚∋゚)「……」

( ∀゚キ)「俺は、ここから一歩も動かずに勝つ……」

(#゚∋゚)「なんだと!わしを馬鹿にしておるのか!?」

( ∀゚キ)「そしてその後で、おめえさんを犯す」

烏天狗はこう見えて
面を外せばべっぴんの
年頃の娘でござんして


(#゚∋゚)「なめおって!見せてくれん!我が父より手解きを受けた、魔縁の術を!」

( ∀゚キ)「やめとけって。退くのが賢いぜ?」

(#゚∋゚)「ぬかせ!トアーッ!」

気合いを上げて枝から枝へ
見事に飛翔の烏天狗
しかし

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/05(火) 23:56:07.990 ID:uFtP+WssK.net
( ∀ーキ)┌「あーあ。そっちの木はダメだぁ……」

ボキッ

(;゚∋゚)「な、に!?」

いつもの如くの八艘飛び
枝を渡って空を舞う
身軽な天狗のスゴ技は

( ∀゚キ)「あたりの枝にな?切れ込みを入れといた。和尚が小刀を荷物に加えててくれてたんでよ……って」

ドシャ!

( *∋*)キュウ……

( ∀^キ)「大丈夫か?キシシ」

猿も木から落ちる
天狗も枝から堕ちる……でござんす

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:03:42.069 ID:13SqAdP3K.net
( *∋*)

打ち身と捻挫で済んだのは
烏天狗の普段の修行
その賜物でござんしょう……が

( ゚∋゚)ヾ( ∀゚キ)

烏天狗の仮面を剥ぎ取り

ニヤリにやけるスカーピン

( ∀゚キ)「俺は、忠告したぜ?犯す。とな?」

ミセ;゚ー゚)リ「や、やめ、ろ、こ、殺せ!」

( ∀゚キ)「俺はな?俺に向かってきた女はみんな犯すことにしてんだ。覚悟しな」

ミセ;ー;)リ「よせ!いやだ!いやだあああああ!」


いやあああああああ!!

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:05:21.629 ID:13SqAdP3K.net
そして、明くる日

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:14:21.094 ID:13SqAdP3K.net
霊山麓に分け入った

(単'e')

暴れ暴れの荒法師
単細坊は声高らかに

(#単'e')「出でませ!烏天狗よ!一手指南を賜りたい!」

寺の僧らを皆殺し
後には退けぬ単細坊
外法を身に付け魔縁となる他
最早ゆく道ひとつとてなし
その呼び声に応えたか
森の草木をかき分けて
現れ出ずる、烏天狗

( ゚∋゚)「お主、ワシに何用じゃ?」

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:19:46.905 ID:13SqAdP3K.net
(*単'e')「おお!烏天狗よ!私に外法術を授けよ!魔縁となるも覚悟の上よ!」

( ゚∋゚)「……覚悟の上?そうか。寺の者を討って参ったか……」

(単'e')「一手指南を賜る!いざ尋常に、お主の後光の術!見せてみよ!」

( ゚∋゚)「もう、終わった」

(;単'e')「何!?」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:30:35.313 ID:13SqAdP3K.net
 ガッ!
≡ゝ(単 e゚)「なッ!」

( ゚∋゚)「……」

(単 e )バタリ

大地に大の字倒れ伏す
単細坊の傍らに
落ちたくの字の奇妙な棍棒
それを拾ってしげしげ眺め
烏天狗はぽつりとぽつり……でござんす

( ゚∋゚)ゝ「寺のもんはコイツの手によって死んだ。そして今、コイツもくたばった」

( ゚∋゚)「つまり……」


    ポイ
( ∀゚キ)ノシ( ゚∋゚)

烏天狗の面を捨て
何処かに去る痩せ包丁

( ∀-キ)「あの小娘が、この山に生きていくのに、障害はなくなった。というこった……」

……

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:37:10.260 ID:13SqAdP3K.net
( ∀-キ)「外法、後光の術……か」

ゝ( ∀-キ)「くだらねえ……」

ブーメラン
わざと姿を見せて投げ飛ばし、気合いで注意を反らしておいて
戻りの翼で相手の後頭部を狙う……

( ∀-キ)「幽霊の、正体みたり、枯れススキ……ってな」

( ∀゚キ)「この国の連中は、ブーメランを知らんのだろうな。だから、外法の術だと思い込んだ……」

( ∀-キ)「全く、くだらねえ……」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:42:19.938 ID:13SqAdP3K.net
寂しげに
去るは外道の痩せ包丁
身に纏いしは漆黒の
法衣かはたまた死の衣

アイツは死神なんてがらじゃねえ
ただの

ただの貧乏神でござんすよ
いや、もしかしたら
アイツこそ人の六道にはぐれた
魔縁。なのかも知れやせんねぇ……

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:43:35.760 ID:13SqAdP3K.net
ながら話に長らくお時間
ありがた頂戴、また頂戴!とくら!

では

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:44:37.454 ID:13SqAdP3K.net
( ∀゚キ)ただ漂う……ですリバイバル

( ∀゚キ)烏天狗・後半


終わり

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/01/06(水) 00:51:21.126 ID:13SqAdP3K.net
ミセ*゚ー゚)リ「お前、よく泣くのう……」

(゚∀゚)「ホギャー!ホギャー!」

ミセ*゚ー゚)リ「よしよし乳か?いや、待て……その前に」

ミセ*゚ー゚)リ「お前に名をつけてやろう」

(゚∀゚)「あばばあ!」

ミセ*゚ー゚)リ「一つ目の父を持つ魔縁の子じゃから」


ミセ*゚ー゚)リ「鬼一法眼。というのはどうじゃ?の?」

(゚∀゚*)「うぶー!」







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