川д川通りを歩く人達のようです

65 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:12:30 ID:CjQ99TB20
京の都に一本の通り。
その通りには柳の木が有って、
その下には座って一休みできそうな石が生えている。
私はそこに座って見ている。
何年も何百年もそこに座って......
通りを歩く人達を見ている。



川д川通りを歩く人達のようです

66 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:13:12 ID:CjQ99TB20
1

( ・∀・)「モナー様」

( ´∀`)「なんだモナ?」

( ・∀・)「仏の導入の阻止はどう致ししょうか?このままでは仏導入派との戦が始まってしまいます」

( ´∀`)「気にしたら負けだモナ。私は正しい事をしている、そうだろ?モララー」

( ・∀・)「おっしゃる通りでございます」

( ´∀`)「それに、戦になったところで神のご加護を受けた私が負けるとは思わないモナ」

( ・∀・)「確かにそうでした。ここは神の土地、異国から来たイロモノになんて負けるはずがありませんよね」

( ´∀`)「その通りモナ。分かったらさっさと戦の準備モナ」

67 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:13:54 ID:CjQ99TB20
2

('A`)「あの男が憎い......」

(´・ω・`)「どうなさいました?」

('A`)「バルケンさんに最初に言い寄っていたのは私だよな?」

(´・ω・`)「記憶が正しければそうで御座います」

('A`)「だよな......憎き内藤めに寝取らなければバルケンさんは今頃.....」

(´・ω・`)「仏様に縋ってみてはいかがですか?」

('A`)「内藤の没落をか?それもいいな」

(´・ω・`)「私は貴方に何処までもついて行く所存ですから」

('A`)「あ、それは気持ち悪いのでいいです」

68 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:14:35 ID:CjQ99TB20
3

('(゚∀゚∩「天皇様と法皇様が戦を始めてもう京は滅茶苦茶だよ」

(゚、゚トソン「お家も焼けてしまいましたしね」

('(゚∀゚∩「僕達もここで死ぬのかな?」

(゚、゚トソン「諦めなければ大丈夫です」

('(゚∀゚∩「生きてても苦しいだけだよ」

(゚、゚トソン「どうしてですか?」

('(゚∀゚∩「家も焼けてしまったし、今だって一銭も持っていないんだ。戦が終わっても何もできやしないよ」

(゚、゚トソン「確かにそうですね......。では祈りましょう、せめて死後の世界では楽に過ごせるように......」

('(゚∀゚∩「仏様の凄さは鬱田様の逸話からも信憑性があるしね」

(゚、゚トソン「ですね」

('(゚∀゚∩「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」

(゚、゚トソン「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」

69 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:15:16 ID:CjQ99TB20
4

(,,゚Д゚)「最近は物騒な事ばかりだったな」

(*゚ー゚)「そうね」

(,,゚Д゚)「まぁ今は天下も安定してるから俺達もこうやって楽しく散歩できるんだけどな」

(=゚ω゚)ノ「やぁそこの2人!大変だょぅ!源氏と平家が戦を始めたょぅ」

(,,゚Д゚)「なにっそれは本当か?」

(=゚ω゚)ノ「本当だょぅ!このままじゃ京はまた火の海だょぅ」

(*゚ー゚)「ギコ君.....怖いよぉ」

(,,゚Д゚)「しぃ、お前は絶対に俺が守る。だから安心してろ」

(*゚ー゚)「うん」

70 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:15:58 ID:CjQ99TB20
5

ミ,,゚Д゚彡「元が攻めて来たって?幕府の為に戦ってやるぜ」

(・∀ ・)「元はよく分からない武器を使ってくるようですが?」

ミ,,゚Д゚彡「そんなの関係ねぇ。一騎打ちの天才、フサ様にかかれば元なんてケチョンケチョンさ」

(・∀ ・)「そういえばフサ様は今まで負け無しでしたね。安心しました」

ミ,,゚Д゚彡「ここで武勲を挙げて土地を広げてやるんだ」

(・∀ ・)「フサ様カッコイー」

71 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:16:40 ID:CjQ99TB20
6

( ´_ゝ`)「元も神風が追い払ってくれたんだけどさ。幕府ももう限界そうだな」

(´<_` )「褒美を出せないようじゃな、武士たちも怒る訳だ」

l从・∀・ノ!リ人「また戦になるのじゃ?」

( ´_ゝ`)「なるだろうなぁ」

l从・∀・ノ!リ人「妹者は怖いのじゃ」

(´<_` )「大丈夫、俺達幕府側が勝てば捕らえられたりはしないさ」

l从・∀・ノ!リ人「違うのじゃ。妹者は兄者達が戦で死ぬのが怖いのじゃ」

( ´_ゝ`)「なる程な。だけど俺達は戦わないといけないんだ。勝って帰って来ると信じて待っていてくれるな?」

l从・∀・ノ!リ人「分かったのじゃ」

d(´<_` )「偉い偉い、流石だな妹者」

l从・∀・ノ!リ人「えへへなのじゃ」

72 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:17:22 ID:CjQ99TB20
7

(´・_ゝ・`)「また戦か......」

(-@∀@)「ちょっと前に鎌倉幕府が倒れたと思ったらすぐにコレですよねぇ」

(´・_ゝ・`)「いや、流石にそれは俺達が産まれるより前なんだから違うだろ」

(-@∀@)「100年くらいなんて歴史的に見ればちょっと前ですよ」

(;´・_ゝ・`)「うん、まぁそうなのかな?」

(-@∀@)「そんなもんですよ」

(;´・_ゝ・`)「うーん」

73 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:18:04 ID:CjQ99TB20
8

( ノAヽ)「家来に裏切られて大名じゃ無くなっちゃったノーネ」

( ´ー`)シラネーヨ

( `ー´)「結構みんなだからしょうがないんじゃネーノ?」

(`ェ´)「世間では下剋上が流行っているそうですしねぇ」

( ノAヽ)「ん?あなたは誰なノーネ?」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也」ピャー

( ´ー`)シラネーヨ

(`ェ´)「ソナタに下剋上をしに参った」

( ノAヽ)「困ったノーネ」

74 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:18:53 ID:CjQ99TB20
9

川 ゚ -゚)「戦は終わったし、この道からも血の臭いが消えたな」

ξ゚⊿゚)ξ「そうね」

川 ゚ -゚)「これからは安定してくれるといいな」

ξ゚⊿゚)ξ「幾つかの国に別れちゃったからそれはちょっと難しいんじゃないかしら?」

川 ゚ -゚)「それもそうか......」

75 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:19:35 ID:CjQ99TB20
10

(・(エ)・)「光秀に信長様が討たれたって?ならば私が仇を討たなければ」

(`・ω・´)「鎧を外して走らせるとは名案で御座いますなぁ」

(・(エ)・)「だって儂、頭良いんじゃもーん」

(`・ω・´)「一ついいですか?」

(・(エ)・)「何かな?」

(`・ω・´)「お前は猿だろ」

(・(エ)・)「これしか無かったんじゃもん」

76 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:20:17 ID:CjQ99TB20
11

▼・ェ・▼「ワンワンワンワン」

('、`*川「やめて来ないで!誰か、助けて」

(*゚∀゚)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

( ^Д^)「……」

<_プー゚)フ「酷いもんだ」

川д川「どうして皆は助けないんですか?」

<_プー゚)フ「犬を傷つけたら罰せられるんだってさ」

川д川「それでですか」

<_プー゚)フ「人間って馬鹿だよな」

川д川「そうですね......」

77 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:20:59 ID:CjQ99TB20
12
  _
( ゚∀゚)「大名行列であるぞー」

|  ^o^ |「まゆげがかっこいいですね」

J( 'ー`)し「コラ、ブーム」
  _
( ゚∀゚)「無礼者......」

|  ^o^ |「かたほうだけなのがすてきです」

J( 'ー`)し「この子はまだ小さいんです、どうかお許しを....どうか、どうか......」
  _
( ゚∀゚)「切り捨て御免」

|  ^o^ |「ぴぎゃー」

J( 'ー`)し「ブームちゃん......」

78 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:21:42 ID:CjQ99TB20
13

(-_-)「そこの貴方」

川д川

(-_-)「そこの貴方」

川д川

(-_-)「そこの貴方」

川д川「もしかして私ですか?」

(-_-)「そうです、貴方です」

川д川「見た所貴方は人間のようですが?」

(-_-)「私は霊と対話ができましてね」

川д川「あら、そうなんですね」

(-_-)「貴方は何年ここに居るのかな?」

川д川「分かりません......気が付いたら生まれ、気が付いたらここに居ました」

(-_-)「貴方はひどく悲しそうですね」

川д川「はい、私はここで何年も何百年も通りを歩く人達を眺めてきました。歩く人達は何時の時代も争いを繰り返していました。終わる度にもう二度と起こらないことを願うのに......。なぜこんなにも人々は争うのでしょうか?それもヒト同士で......。争っては苦しむ、私はそんな人を見ているのが辛いです」

(-_-)「そうですか......。しかし、人の世界は争いだけではありませんよ。ほら、あちらをご覧なさい」

79 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:22:24 ID:CjQ99TB20
14

/ ,' 3「あー、重たっ、もうこれ以上進めんわい」

( ><)「お爺さん、お困りなんです?」

( <●><●>)「重さに耐えられていないのはワカッテマス」

( ><)「僕が何個か持ってあげるんです」

( <●><●>)「私も幾つか持ちましょう」

/ ,' 3「あぁ、お主らは優しいなぁ...。ありがとう、ありがとう」

( ><)「僕は全然優しくなんか無んです」

( <●><●>)「照れてるのはワカッテマス」

80 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:23:08 ID:CjQ99TB20
15

(-_-)「ほらね、この世には確かに争いが溢れています。ですがこのように思いやりのある人、楽しそうにはっちゃけている人と色々な人が居るのですよ。これからは争い事ばかりに目を向けず、色々な人に目を向けていけばいいんじゃないでしょうか?そうすればきっと気が楽になりますよ」

川д川「その通りですね。気が楽になった気がします。ありがとうございました」

(-_-)「お礼はいりませんよ、困っている人を助ける事ができて私も気分がよろしいですから」

川д川「それでも、ありがとうございました」

(-_-)「悪い気はしませんね。それでは私はこれで去ろうかと思います。さようなら」

川д川「さようなら......」

81 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:23:50 ID:CjQ99TB20
16

<_プー゚)フ「お前、まだここにいたんだな」

川д川「ここから動けませんし......」

<_プー゚)フ「そうなのか、すまん」

川д川「いえいえ、慣れっこですから」

<_プー゚)フ「ならいいけどさ、辛くないかい?」

川д川「どうしてですか?」

<_プー゚)フ「そんなに低い所にずっといたら醜い人間達をずっと見ていないといけないじゃないか」

川д川「あー、そんな事ですか......」

<_プー゚)フ「そんな事?」

川ー川「人間達を観察するのも意外と悪くないですよ」

<_プー゚)フ「お前、そんな風にも笑えるんだな」

川д川「最近の私は気分がいいですから」

<_プー゚)フ「そうか、ならよかった」

京の都に一本の通り。
その通りには柳の木が有って、
その下には座って一休みできそうな石が生えている。
私はそこに座って見ている。
何年も何百年もそこに座って......
通りを歩く色々な人達を見ている。

おわり

82 :名も無きAAのようです :2016/01/02(土) 14:24:31 ID:CjQ99TB20
2016

男はpcを見ていた。

316 以下、転載禁止でVIPがお送りします sage 2015/12/31(木) 10:20:39 ID:veYbVp1o0

え?まりもって食えるの?


317 以下、転載禁止でVIPがお送りします 2015/12/30(水) 14:15:02 ID:Q2SUL65U0

>>316情弱乙


318 以下、転載禁止でVIPがお送りします sage 2015/12/31(木) 10:20:39 ID:veYbVp1o0

>>317情弱じゃねぇしー




( ̄ー ̄)「ここでも争いか......」

歴史は繰り返す

おわり







<支援絵>
川д川通りを歩く人達のようです



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