('A`)勇者でも世の中世知辛いようです

231 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:27:01 ID:Ct.bTxYM0
ドクオは勇者である。
右手に剣、左手に盾を持ち颯爽と世の中の平和を守る男の中の男。
それがドクオである。

('A`)「いらっしゃーせー」

( ´ー`)つ□←食券

('A`)「はい、牛丼並1ですねー」

だが今ドクオは牛丼屋の店員である。
右手にお玉、左手にお椀を持ち颯爽と味噌汁を提供しサラリーマンの胃袋の平和を守る男の中の男。
それもドクオである。

(´ー` )...スタスタ

('A`)「あざーした、またお越しくださーい」



('A`)「あ~俺なんでこんな事してるんだっけ?」

どくお 職業:勇者/牛丼チェーン店勤務(時給950G)
LV1
HP40
MP8

232 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:27:53 ID:Ct.bTxYM0
16の誕生日、ドクオはカーチャンに起こされた。

J( 'ー`)し「今日から勇者だから旅立て」

とりあえず王様に会って支度金を貰って酒場に行ったら仲間を紹介された。


('A`)「お…お前は幼なじみのブーン!」

( ^ω^)「おっおっおっ、ドクオが勇者なら僕は戦士だお!力は任せろお!」


ブーンのレベルは100だった。頼もしい仲間が増えた。


ξ゚⊿゚)ξ「ブ、ブーンが行くからついて行くだけなんだからね!」

('A`)「お…お前は幼なじみのツン!」

ξ///)ξ三⊃シュシュ「ち、力なら凄いんだからぁ!」

('A`)「…ツン、お前職業は?」

ξ゚⊿゚)ξ「戦士」


頼もしい仲間が増えた、ツンのレベルは100だった。



川 ゚ -゚)「ドクオ!幼なじみのお前が行くなら私も行くぞ!力こそパワー!」

('A`)「戦士はお腹いっぱいです」

素直クール、彼女のレベルも100だった。

こうして勇者と戦士×3の力任せパーティが誕生した。



('A`)「青春18切符で」

ドクオの街アリタサンから魔王の城まで電車で2日の長い旅。

ババ抜きやウノをして魔王の城まで徒歩5分のところまで来た。


そこでパーティは全滅した。

233 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:29:12 ID:Ct.bTxYM0
/ ,' 3「おお…勇者ドクオよ、死んでしまうとは情けない」

('∀`)「ふひひサーセン、あとの奴らもお願いしやーすwwwww棺桶重いんでw」


〈十〉〈十〉〈十〉←味方の棺桶


/ ,' 3「おかねがたりません」

('A`)「…え」


ニア なかまをいきかえらせる


/ ,' 3「おかねがたりません」

(;'A`)「…つかぬことを伺いますがここどこでしたっけ?」

/ ,' 3「魔王の城まで徒歩5分の街です」

(;'A`)「たしか…」



~ドクオの回想~

('A`)「うはwwwwwwwwもう魔王の城wwwwwwww」

( ^ω^)「ktkrwwwwwwwwww」

ξ゚⊿゚)ξ「ね~ちょっと近くの街で休もうよ~」

川 ゚ -゚)「地元のみんなにおみやげを買っていこう、あと記録もしとくか」

( ^ω^)「あ、モンスターに背後に回りこまれた」

~ドクオの回想終わり~



(;'A`)「直近で記録したところに戻されたのか…」

(;'A`)「と、とりあえず地元に戻ってカーチャンに金を借りよう」



('A`)「青春18切符落とした…」

234 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:30:42 ID:Ct.bTxYM0
地元に帰れないなら街を拠点に魔王の城の近くの魔物を狩り、金を稼ごう。
それには仲間を蘇らせなければ。

(;'A`)「神父さん、仲間の蘇生っておいくら?」

/ ,' 3「生き返らせるには1人辺りレベル×10000Gです」

(;'A`)「3人で300万じゃねーか!俺の街だと1人レベル×10Gなんだけど!」

/ ,' 3「魔王の城まで徒歩5分の街なめんなよ、お前」


そしてドクオは牛丼屋でバイトを始めた、ちなみに紹介してくれたのは街の神父/ ,' 3だった。
剣をお玉に盾をお椀に持ち替えて、モンスターではなくサラリーマンを相手にする日々。

しかし金はたまらなかった…


('∀`)「スロットたのしーwwwwwwwww」


魔王の城まで徒歩5分の街の娯楽設備の充実ぶりはドクオの街の質素なそれとは違い
パチンコスロット競馬闘技場ぱふぱふ…欲望のそれにドクオは肩までびっしり浸かっていった…

【三ヶ月後】

カランカラン

('A`)「いらっしゃーせ」

235 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:31:50 ID:Ct.bTxYM0
/ ,' 3「うぇーいwwwwwwwwww」


(;'A`)「あ、あんたは確か街の神父さん!」


/ ,' 3「よせやい、今はただの客じゃよ、きゃーく」


('A`)(こいつ、死体の蘇生費用とかでがっぽり儲けてるはずなのに牛丼屋に来るとか…さては足元見られたのかな?)


/ ,' 3「さっきそこのカジノで100万Gすっちゃてのー財布の中身とお腹がすっからかんなんじゃい」


/ ,' 3「あと言い忘れてたけどわしここのオーナーじゃから」


('A`)「ご注文ございますか?オーナー様」


/ ,' 3「ここ食券制じゃろばーか」


(;'A`)「ぐぬぬ」

236 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:32:35 ID:Ct.bTxYM0
/ ,' 3「お主の仲間の死体が腐らんようにタダで店の冷凍庫貸してやっとるのに真面目にやらんかい」


('A`)「そう言っても毎夜ミセリちゃんにぱふぱふしてもらうの止められないんですよ」


/ ,' 3「トソンちゃんもええぞ」


('A`)「今度指名してみます」


/ ,' 3「それはそうと金は溜まっとるんか?」


('A`)「…いや、正直ちょっと…いやかなり」


/ ,' 3「ハァ~ダメダメじゃのう」


(:'A`)「だったらちょっとは蘇生代安くしてくれてもいいじゃん!」


/ ,' 3「わし、ここの、オーナー」


('A`)「すいませんでしたくそじじい」


/ ,' 3「クビにするぞ」

237 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:34:26 ID:Ct.bTxYM0
/ ,' 3「大体味方のレベルは100なのにお前のレベル1とか何なの?転職したの?勇者転職出来ないけど転職したの?」


(;'A`)「ぐぬぬ…言い返せねぇ」


/ ,' 3「まぁ大方ぐうたらな生き方しとったんじゃろ、まぁワシも若い頃はだらだら生きとったもんよ」


('A`)「へぇ^^そうなんすか^^」


/ ,' 3「うっわ興味なさそう」


('A`)「じゃあ人生の先輩に聞きたいんスけどタダで蘇生が出来る方法って無いんですか?」

('A`)「べっ、別に浮いたお金でPS4買いたいわけじゃないんだから!」


/ ,' 3「知ってても教えるわけないじゃろ」


('A`)「ですよね~」


/ ,' 3「まぁあれじゃな」



(*'A`)(おっ!?ヒントでも教えてくれるのかな?くれるのかな?)

238 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:35:50 ID:Ct.bTxYM0
/ ,' 3「そういったもんは"神のみスゥォしる"ってとこじゃな」


/; ,' 3(やべっ、噛んだ…)


(;'A`)(今、神の味噌汁って言ったよな…?)

剣をお玉に盾をお椀に持ち替えて数ヶ月
勇者ドクオは震えた。
灯台下暗し、答えは目の前にあったのである。

('A`)(神の味噌汁…それがあれば仲間がタダで生き返る…?)

ドクオは勇者である
ドクオは牛丼屋でバイトをしている
ドクオは馬鹿である。

どんな解釈をしたのかわからないが現代世界に置いて味噌汁で人が生き返るわけがない

しかしドクオはポジティブに考えた
牛丼屋のバイトを神父が斡旋してくれたのも決して自分の牛丼屋の人手不足解消のためじゃなく

神の味噌汁…その存在に気づかせるためだったのだと!


('A`)(今日来店したのも俺が味噌汁の存在に気づかないばかりか堕落の道に走って行くのを見かねて…)


('A`)(くっ…泣かせるぜ!やってやるよ!神のみそ汁!つくってやるよ!)


('∀`)「店長!俺!頑張ります!」


/ ,' 3「店長じゃなくてオーナーだっての」

240 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:37:14 ID:Ct.bTxYM0
ドクオは勇者である。
彼のレベルは1である。
さぁ!神のみそ汁を作り牛丼屋の冷凍庫の仲間を復活させて魔王を倒せ!

落とした青春18切符は見つかるのか!?

【迫り来る誘惑】

ミセ*゚ー゚)リ「ねぇねぇ…最近"ぱふぱふ"ご無沙汰じゃない…?」


(゚、゚トソン「ふふふ…私もつゆだくにして欲しいなぁ」


【襲い来る恐怖】


(,,゚Д゚)「今味噌汁に親指入ってただろう!ふざけんなゴルア!」

(*゚ー゚)「あーあ、ギコくんこの辺のボス何だから怖いよ~?」


【突き刺さる視線】

( <●><●>)


【裏切りと絶望】

/ ,' 3「今日のお肉発注するの忘れてたからお前の仲間のお肉使ったわw」


幾多の試練を乗り越えろ!ドクオの冒険は今始まる…!

〈第一章 完!〉

ニア セーブしますか?

241 : ◆7YW6txupJQ :2015/05/03(日) 15:38:09 ID:Ct.bTxYM0
プルルルルッ

( ^ω^)白「おいすー」


('A`)白「もっしーん☆ドクオです☆俺が作ったゲームどうよ!」


( ^ω^)白「ああ…今1章終わったとこだけど」


(*'A`)白「ワクワクする導入に心躍っただろ☆徹夜間違いなしだぞ~?」


( ^ω^)白「…クソゲー極まりないから今からブックオフに売りつけに行くわ」

ピッ

ニア記録を消す

ピッ

本当に消しますか?

ニアはい
  いいえ
 

カーチャンちょっと出かけてくるお-(^ω^ )....     白<えっ…ちょ…


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